皆さんは、減量したり、身体を引き締めようと考えた時に「頑張って食事制限しなきゃ!」って考えるかと思います。
でも実際に自己流になってしまい、効果が出なかったり、上手く出来ずに諦めてしまう方もいるかと思います。
今日は、個人の食事制限ダイエットとパーソナルジムの違いについてお話ししていきます。
食事制限では何を変えるべきなの?

まず、皆さんが「食事制限」という言葉を聞くと、どの様なことを思い浮かべるでしょうか?
・炭水化物を減らす
・野菜中心にする
・タンパク質多めの食事に変える
・油物は控える
・甘いものは控える
こんなイメージが多いかなと思います。確かにどれも食事制限をする上では、とても大切なことですし、変えていかなければなりません。しかし、個人の方がいきなり食事制限をすると失敗します。これは断言できます。その理由は、「制限」という言葉の意味を理解していないからです。
「制限」の本当の意味
「制限」という言葉の意味を知っていますか?辞書などで引くと以下の様に書かれています。
「物事にある限界を設けること。」
食事制限の意味とは、「食事に関して限界を設けること」ということになります。ここで皆さんに1つ考えて欲しいのです。皆さんは、自分自身の食事の限界って知っていますか?食事の限界というと、食べられる量と考えてしまいそうですが、今回は、どれだけ食べたら太るか?ということを考えていきましょう。
例えば、女性は、1日に必要な摂取カロリーとして2,000kcal前後と言われています(あくまでも平均であり、身長や体重、年齢といったもので多少変わってきます。)日常生活を送る中で、体重を維持するには、それと同等ぐらいを消費していると考えられます。もし、それよりも多くのカロリーを摂取してしまうと、消費出来ずに体内に蓄積されてしまいます。そのうちの1つが、体脂肪です。この、どれくらい食べたら太るのかという食事量を知らない方が多いのです。まずは、これを知ることが食事制限のスタートになります。これを知って初めて、どれだけ食事での摂取カロリーを制限すればいいのかが分かってきます。
「食事制限」のもう1つのポイント
摂取カロリーを制限するのは、きっと多く方が思いつくことはずですし、実際に実践している方もいると思います。しかし、それだけではダイエットを成功させるには、足りないのです。
実は、摂取カロリーを制限してしまうことで、あることが起きてしまうのです。それは・・・栄養不足。摂取カロリーを制限するとで、出来るだけ低カロリーのものを食事の時に選びます。
例えば、春雨などの海藻類。または、野菜類。しかし、そのような選び方になってしまうと、身体に必要な栄養を食事で取ることが難しくなってくるのです。
この栄養不足をどうクリアするのかが、実はダイエットの中でも大事になってくるのです。
1日に必要な摂取量:タンパク質の場合
タンパク質は、皆さん知っていますか?いわゆる肉、魚、大豆といったもの多く含まれており、糖質・脂質とともに3大栄養と言われているものです。髪の毛や爪、筋肉といった身体を作る材料でもあるの、これがなければ、体内では新陳代謝により、古い細胞を新しいものへと変えていくのですが、それが出来なくなってくるのです。それだけ大事な栄養素なのですが、日常的に仕事をして、家に帰って、家事をする生活を送っているとします。もし、そのような生活スタイルの場合、1日にどれくらいのタンパク質が必要かご存知ですか?
成人の1日のタンパク質摂取量の理想は体重(kg)×1gといわれています。仮に体重50kgの女性の場合、1日で摂取しなければならないタンパク質は50gということになります。では、この50gを摂取するには、どの様な食品をどれだけ食べなければいけないのか?
・肉(牛豚鳥)100gあたりタンパク質は20g含まれています。(ただ部位によっては、若干の誤差があるので、平均した数値を記しています)
・卵1個:6g
・牛乳100ml:6g
・納豆1パック:8g
となります。もし、お肉だけで1日分のタンパク質を摂取する場合、250gは摂取が必要になってきます。1日で250gのお肉食べてる女性は多くはいないと思います。仮に100g食べていても20gのタンパク質しか摂取できていないので、残りの30gを他の食品から取る必要が出てくるのです。もし、このまま30g少ない状態が続くと、タンパク質の栄養不足になってしまい、体内の新陳代謝が上手く行われなくなってくるのです。
タンパク質不足が起きると痩せにくくなる
タンパク質が不足してしまう事で、新陳代謝が低下することをお伝えしました。そして、この新陳代謝が低下することでダイエットをしていく上で見逃せないある事が起きるのです。それは、筋肉量の低下です。
先ほど、簡単に書きましたが、タンパク質は筋肉の材料になる栄養素です。このタンパク質を毎日一定量を摂取する事で、筋肉の新陳代謝が起きるのです。しかし、タンパク質の摂取が低下すると、その新陳代謝が出来ません。そうなると、筋肉が減っていく一方になります。筋肉は、糖質や脂肪といったエネルギーを消費する工場でもあります。その工場が減ってしまうのです。すると、工場で消費しようとしても出来ないエネルギーがどんどん体内に体脂肪となって蓄積します。
つまり、タンパク質摂取が上手く出来ない事で、自ら太る、痩せにくい体質へと変化させてしまっているのです。これに多くの方が気づいていないのです。タンパク質は、先ほどお伝えしましたが、肉や魚、大豆といったものに多く含まれます。特に肉や魚には脂質も含まれているので、避けがちになってしまいますが、摂取の方法や調理法を少し工夫する事で脂質の施主は減らせますので、あまり脂質が多いからと嫌がらずに積極的に摂取するように心がけることをオススメします。
パーソナルジムで食事制限を行うメリットは?

タンパク質を例にお伝えしましたが、三大栄養素でもある糖質や脂質、タンパク質、またビタミンやミネラルも身体にとっては、身体に必要な栄養素なので、同じく低カロリーのものを選んでしまうことで、必要量を下回りやすくなります。
最初にお伝えしましたが、1日に必要な摂取カロリーを計算していき、それに合わせて食事内容を変えていく必要が出てきます。しかし、それにとらわれ過ぎると、必要な栄養素の摂取不足になってしまい、体内の新陳代謝が起きにくくなります。先ほど、新陳代謝というのは、古い細胞を新しいものへと変えるとお伝えしましたが、体内に蓄積された体脂肪を消費していくことも含まれます。つまり、栄養不足になってしまうと、体脂肪を減らし、減量しようと思っても上手く出来ないのです。実際に、個人の食事制限で失敗するパターンの多くは、これが上手くできなことによるものが多いです。
しかし、パーソナルジムで食事制限を行う場合、このような失敗は少なく、メリットがあるのです。そのメリットは、以下の点が挙げられます。
・トレーナーが栄養指導をしてくれる
・運動を合わせることで、痩せやすく、リバウンドしにくい身体を作れる
・モチベーションが維持しやすい
実は、これらのポイントは、食事制限のダイエットを行なっていく上で大切な部分なのです。このポイントを詳しくお伝えしていきます。
トレーナーが栄養指導をしてくれる
パーソナルジムに通うと、担当してくれるトレーナーさんがいます。そのトレーナーさんによって食事指導が受けられます。
トレーナーによる食事指導というと、あれはダメ!これはダメ!なんて言われて、日常生活を送ることさえキツそうなイメージが以前はありましたが、そんなことはありません。
クライアント=あなたの日常生活を考慮した上での食事指導になります。その中で、少しずつ出来ることを提案をしていきます。そのために、食事制限を行う上で、カウンセリングの時間を多く取るトレーナーさんもいます。このカウンセリングによって、クライアントの方の情報を集めルカらこそ、様々な方法を提案できるのです。
どうしても個人で行うと、あれもこれも・・・というように様々なことをいっぺんに実践しようとします。しかし、それが次第に重荷となったり、また義務感に感じてしまい、それがストレスとなり、途中で挫折してしまいます。そのようにならない為に、トレーナーが様々な方法からあなたにあったものを選ぶ、実践できるようにお手伝いしてくれます。
普段の食事などをトレーナーに送ることで、メールでの食事指導なども行う場合もありますので、トレーナーと対面時以外の時間でも気になることや不安に感じたことを相談することも出来ます。
運動を合わせることで、痩せやすく、リバウンドしにくい身体を作れる
パーソナルジムは食事指導だけではなく、運動も行うことが出来ます。ダイエットというと食事だけのイメージですが、運動は必要不可欠になります。
運動を行うことで以下の効果があります。
・運動による消費カロリーのアップ
・運動により、日常生活の活動時の消費カロリーアップ
・身体のON、OFFの切り替え
これは体重を落としていく上では、とても大切なのです。運動・・・特に筋トレを行うと、筋肉がつきすぎてムキムキになってしまうのでは?と思ってしまう方もいると思います。しかし、それはありえません。なぜなら、筋肉がムキムキになるには、それ相応の負荷や期間が必要になります。仮に週1回ジムに通って、少しきつめの筋トレを行なっても、ムキムキになるには、はっきりって1年以上かかります。半年そこそこ筋トレしたからといって、ムキムキにはならないので、ご安心ください。
筋トレを行うことで、お伝えしたようなメリット=効果を感じることができます。すると、それがモチベーションアップにも繋がり、食事制限をする上で、とても励みにもなります。
個人で行う場合、自宅やネットにあるようなエクササイズを見様見真似しても、目的の部位に効かせることが出来なかったり、効かせたくないところに効かせてしまう事があります。すると、想像していなかった効果が出てしまい、モチベーションが下がりやすくなります。ジムに通って、筋トレのフォームなどの指導を受ける事で、適切なフォームでトレーニングを行う事ができ、狙った効果をしっかり出す事が出来ます。
モチベーションが維持しやすい
短期なら自分自身で食事制限のダイエットも出来るのですが、それが中長期のものとなると、難しくなってきます。なぜなら、中長期的な食事制限のダイエットの場合、必ず停滞期があるからです。これは、ほとんどの方に起こり得る事です。
この停滞期には、「それまで順調に落ちていた体重が落ちずに数値が止まってしまう」「体脂肪率が下がらない」などの事が起き、それによりモチベーションが下がってしまい、心が折れてしまいます。すると、更に消費カロリーを増やすように運動をプラスしたり、また、食事からカロリーを摂取しないように食事量や回数を減らしたりと、過激な方向へと進んでしまいます。しかし、それでも結果が変わらなくなってしまい、最終的にダイエットを諦めてしまう方や、そのストレスで暴飲暴食に走ってしまい、スタートの体重や体脂肪率よりも増えてしまうことがあります。
しかし、ジムに通い、トレーナーから指導を受ける事で、このような停滞期に入ってしまっても、それに対して対処をしてもらえます。その対処は、人それぞれあるので、それまでの運動や食事、その方の性格など、食事制限を行う前のカウンセリングの内容を踏まえて、提案してくれます。自分1人で行なっていると、そのような対処方法を持っていなかったりするので、先ほどお伝えしたようにモチベーションが下がってしまい、心が折れてしまいます。
また、結果が出ている時に、そういった停滞期に向けての対処方法も教えてくれたりするので、停滞期を乗り越えるこが出来たりします。
まとめ

いかがでしょうか?きっと個人で食事制限を行なって、上手くダイエットの結果が出なくて迷っていた方もいると思います。個人で失敗する要因は、食事に関して間違った制限方法を選んでしまうことです。それを修正しようとしても、個人の場合、そこまで知識がなく出来なかったり、また様々な情報をネットから見聞きすることで、それに振り回させれてしまい、食事制限の方向性を見失ってしまいます。
しかし、パーソナルジムに通うことで、食事制限の経験者、いわゆるプロがあなたにあった食事制限の方法を伝えてくれます。また、減量中に厳しい時もそれを乗り越えられるように様々なアドバイスをしてくれます。また、同時に痩せやすい身体を作っていくための筋トレの指導をしてくれることで、より食制限によるダイエットの成功へと導いてくれます。
日本のことわざには、「餅は餅屋に」というものがあります。これは、何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いということのたとえであり、1人で何事もやるのではなく、近くにいる専門家にお願いして、サポートしてもらいながら行なっていくことをおすすめします。
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