スポーツジムでトレーニングをおこなうときに必要不可欠なのがフィットネスシューズです。着るものはすぐに決まるけど、シューズだけはなかなか決められない…という方も多いことと思います。そこで今回は、レディース・メンズ別におすすめのスポーツジム専用の靴について解説します。ぜひ参考にしてください!
フィットネスシューズと普通の靴の違いは?

フィットネスシューズは普通の靴とは構造が全く違います。フィットネスシューズは、マシントレーニング・トレッドミル(ランニングマシン)、スタジオプログラム・ウェイトトレーニング等々、多彩な種目に対応するための機能が備わっており、クッション性が高い構造になっているのが特徴です。
スタジオプログラム向きのものや、ウェイトトレーニング向きのものなどモデルやメーカーによって特徴は異なります。
スポーツジムでのプログラムをこなす場合には、安定感やパフォーマンスのほか安全性も強く影響しますので、スポーツジム用のフィットネスシューズを履くことが大切なのです。普通のスニーカーは絶対ダメというわけではないのですが、動きにくい可能性が高いです。
やはり、スポーツジムで履くのは安定性と柔軟性のあるフィットネスシューズが安心です。
フィットネスシューズの選び方について
自分の足の形にあったものを選ぶのはどんな靴の場合でも重要視するポイントです。選び方が分からない、どんなことを重視して選べば良いの?とお悩みの方のために、ここではフィットネスシューズの選び方について解説します。
総合的な運動には万能モデル
有酸素運動・ウェイトトレーニング・スタジオプログラム等々、総合的に運動するという場合であれば、何でも対応可能な万能モデルを選ぶのが良いでしょう。
またスポーツジム初心者、どんな運動をするか決めかねている場合でもとりあえず最初の一足目は万能型を選ぶと安心です。
万能モデルの場合は、縦の動きや横の動きの両方をカバーしてくれます。その他にケガをしないために適度なクッション性もあり、安定性など総合的にバランス良く設計されているのが特徴です。
身軽に動けることを重視する方は軽いもの、ケガの防止を重視するのであれば程良くクッション性のある、厚底のものを選ぶようにしましょう。
見た目ではフィットネスシューズかランニングシューズかどうか見分けがつかないこともありますので、フィットネスシューズやトレーニングシューズと表記してあるかどうかを確認してから購入してくださいね。
色々なワークアウトに適しているとの説明書きがある場合もフィットネスシューズとして最適です。
ウェイトトレーニングをする人は安定感のある靴を
フリーウェイトなど、重い重量を使って本格的なウェイトトレーニングをする場合の靴は、重さに耐えられる安定感・グリップ力が必要です。重心やバランスをきちんと捉えるような靴を選びます。
万能タイプでも十分効果を発揮してくれますが、もっと安定感がほしいという方にはハイカットのレスリングシューズを使ってみるのも一案です。
横の動きが多い場合はダンスエクササイズ向け
ダンスエクササイズ、エアロビクスなどにおすすめなのは、ダンスエクササイズ向けのシューズです。
色々な横の動き、ひねりなど多様な動きに対応できるようになっているのが特徴。ハイカットが多いため、激しく動いたとしても足元をしっかりとホールドして守ってくれます。
このホールド感というのが実は重要で、疲労感の軽減やパフォーマンスの向上、ケガ予防にもつながります。
ダンスなどのスタジオプログラムを中心に行い、マシンでの運動はたまにという程度の方はダンスエクササイズ向けに特化したシューズにすると良いですよ。
シューズの重さ・ソールの厚さをよく確認し、安定性や衝撃吸収力のあるものかどうかもチェックです。
ランニング用はクッション性の高いものを
ランニングの際のシューズは、膝周辺への衝撃を軽くするための高いクッション性・軽量にこだわりましょう。
フィットネス用として使用するときには、クッション性の高い練習用のものを選ぶと良いです。特に初心者の場合は、クッション性が高く厚手のヒールのものを選びます。
スタジオプログラムでランニングマシンではなく機敏な動き、激しい動きをする際は不向きな場合がありますので、その点を十分理解しておきましょう。
自分の運動レベルに合わせて選ぶのがコツ!
自分自身のおこないたい運動に合ったシューズを選びましょう。単純に機能が良い、安い、見た目が良いなどよく見極めずに購入するとかえってケガのリスクを高めてしまう可能性も…。
よくあるケースでは、初心者は筋力が弱いため、軽量性を重視するあまりクッション性の弱い薄底のシューズを選ぶというもの。この場合、膝への負担が増大してしまいます。
万能タイプは初心者を始め、どんな動きでも対応できるように作られています。運動に慣れてきたころに万能タイプよりもワンランク上のものを求めるときには、種目別に特化したものを選ぶというのがおすすめです。
ランニングシューズとの違いって?

ランニングシューズというのは、屋外の使用を目的として設計・製造されています。
一方でフィットネスシューズは室内での使用を目的に設計・製造されています。
屋内と屋外とではフィールドの環境が異なりますので、クッション性の必要性も全く違ってきます。
スポーツジムで履く靴は、滑りにくいもの、リップ力の効いたフィットネスシューズを使いましょう。
またランニングシューズの場合は、単に走る事を目的として設計されていますので、ジムトレーニングのよくある動作や横の動きなどには、ランニンングシューズでは対応できないようになっています。
専用シューズを履くことのメリット
ジムで効率良く、効果を感じるようにトレーニングしたいのであれば、きちんとトレーニング用のシューズを履くことが重要です。ここでは専用のシューズを履いてトレーニングすることのメリットを紹介します。
動きやすい・ケガ予防になる
フィットネスシューズは、一般的な運動靴に比べて軽量なものが多く、動きやすいように設計されています。
フィットネスシューズを履くことによって、例えばランニングマシンで長時間走ったとしても足の負担が少ないです。
またスタジオプログラムでは素早い動きが必要になってきますが、そんな時でもフィットネスシューズを履いておくとスムーズに体を動かすことが可能になります。
その他に、ケガの防止にも貢献します。足への力のかかり方というのはトレーニングの内容によって異なってはきますが、トレーニングに適していない靴を履いていることで思わぬ事故、ケガにつながることもあります。
適したフィットネスシューズを履けばより安定感が増しますので、安心してトレーニングに励むことができ、集中できます。
運動効率アップ
スポーツジムでのトレーニングは、とにかく持っている力を出し切ることで、効果が変わってきます。
フィットネスシューズを履くことで踏ん張りが効いて、力を存分に発揮することができるでしょう。
ウェイトトレーニング、マシントレーニングの運動効率がアップします。
【レディース】おすすめフィットネスシューズ5選
フィットネスシューズについての選び方や特徴について理解したところで、ここからはおすすめしたいレディース用フィットネスシューズを紹介します。
チャコット『スプリットスニーカーホワイト』
スプリットソールになっており、フィット感抜群です。サイズは18.0cm~ありますので、足が小さめという女性でもぴったりなサイズを見つけやすいですね。
チャコットというメーカーは、バレエやダンス用品を販売しています。
このシューズの特徴として、かかと・甲の間が空いており、よりフィット感に優れている点です。クッション性やグリップ力の性能も良くなっています。またアウトソールは床に跡がつきにくい仕様です。
Ramboo『トレーニングシューズ』
このシューズの魅力というと、片足わずか約120gという軽量なところです。動きやすさ・持ち運びのしやすさを兼ね備えています。3D立体通気メッシュ構造で夏場にもおすすめ。
アウトソールには磨耗に強い素材を使っているため、弾力性・耐久性も高いです。シンプルなデザインも良いですね。また滑り止めがついているので安全です。
ニューバランスジャパン『NB NERGIZE(ナージャイズ)W』
老若男女問わず人気のニューバランス。このシューズの特徴はクッション性の高さ、軽量性です。メッシュ素材のため通気性も抜群。
履く・脱ぐの作業も簡単な使用になっています。紐の位置を一旦決めておけば、あとは足を滑り込ませるのみですので、急いでいるときでもぱぱっと履けます。
またアッパー部分は柔らかい素材で、コンパクトに畳めますので荷物の邪魔になることもないですね。
カラーバリエーションも可愛く、まさに女性目線で作られたフィットネスシューズです。
ライカ『アクアフィットネス』
このシューズは、水に強い素材でできています。見た目はスニーカーそのものです。3層で構成されたソール、滑りにくいゴム素材、さらには水抜きが簡単にできる仕様になっているのも特徴です。
アッパーサイド部分にはハードベルトが使用されていて、足をしっかり優しく包んでくれます。
スポーツジムのプールを利用するときなどに最適なのではないでしょうか。
アシックス『LADY GEL-KAYANO 23』
LADY GEL-KAYANO 23のワイドモデルは、とにかくたくさん走るという方におすすめです。安定性抜群で、マシンを使って走っているときでも脱げにくく足にフィットする構造になっています。
メッシュ素材のアッパーが採用されていて、着地したときの反発力が高いオーソライト中敷きというものが使われているのも魅力の一つです。
【メンズ】おすすめフィットネスシューズ5選
レディース用のシューズをご紹介したところで、お次はメンズ用のフィットネスシューズをご紹介します。
ナイキ『タンジュン』
「タンジュン」という日本語で単純・シンプルという意味の名前が付けられたユニークなこのシューズは、現代的でクールなデザインが特徴的です。
アッパーはメッシュ素材で通気性抜群です。クッション性にも優れていて、運動するときに履くには持って来いです。
カラー展開も、男性受けの良さそうなネイビーベースとブラックベースの2色になっています。
UNDER ARMOUR『トライベースレイン96(トレーニングシューズ/Dフィット)』
このシューズは、インソールとミッドソールが魅力です。インソールは足の形にフィットし、EVAソックライナーですのでスリップを防止してくれますのでケガ予防にもつながるでしょう。
ミッドソールはクッション性と反発力があり、足への負担を少なくします。
初心者の方にもおすすめで、汎用性の高いシューズです。
デザイン面でも、どんな格好にもマッチしそうなシンプルで上品、スタイリッシュなデザインになっています。
SAGUARO『ベアフット ランニングシューズ』
ベアフットシューズはその名のとおり、まるで裸足で歩いているかのような軽い感覚で履けるシューズです。重さはたったの136gで超軽量、どこでも持ち運び可能になっています。また手の届きやすいお値段も魅力です。
ソールは高品質なラバー素材、つま先の部分は広めです。シューズ自体は柔らかい材質で作られています。
インソールは通気性が良好な構造で、締め具は伸縮式になっており着脱も楽におこなえます。
リーボック『クロスフィット ナノ 8.0』
このシューズは、第8世代モデルになっていますので今風でスタイリッシュなデザインが特徴的です。
どんなタイプのトレーニングにも対応していますので、シューズ選びで困っているときにおすすめです。
8種類の繊維を8の字型に織り込んでいるフレックスウィーブという特殊な構造のアッパー素材になっており、耐久性や柔軟性が高くなっています。
靴底にはTPUミッドソールという、激しい動きに耐えられるように軽さ・耐久性を兼ね備えた素材が使われています。
色々なトレーニングに挑戦するという方におすすめです。
ビブラム『ファイブフィンガーズ メンズ KSO EVO』
ファイブフィンガーズ メンズ KSO EVOは、まるで足袋?!と思うような見た目で、足袋と靴を合わせたようなデザインで個性的です。
5本の指を自由に動かせるため、軽く履けて裸足のような感覚で履けます。また足袋のようになっているおかげで長時間履いても疲れにくいというのも人気の所以です。
安定感や通気性も十分あり、ウエイトトレーニングで体を鍛えている場合におすすめです。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
フィットネスシューズを履くことで運動効率がアップし、大切な足をしっかりと優しく守ってくれます。フィットネスシューズはポイントをおさえて選ぶことが重要になってきます。ケガ防止のためにも、自分にぴったりなものを見極めましょう。最近はお洒落でデザイン性の高いシューズも多くなっています。
お気に入りのフィットネスシューズをGETして、楽しくトレーニングに励んでくださいね!
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